自分にはたぶんいろいろなトラウマがあると思います。トラウマという言葉はよく耳にする言葉で「あの出来事がトラウマだ」「あの恋愛がトラウマになった」と簡単に口にしますが、本当のトラウマというのは、根が深いような気がしますし、そのトラウマの原因を特定するには、自己判断だけでは難しいような気がします。
私にもきっと深いトラウマはあります。それはおそらく幼少期の過ごし方が関わってくると思います。もちろんほかの子供となんら変わらない生活をしていましたが、小さな頭では抱えきれないことはたくさんあったと思うのです。それは兄弟ができることなど嬉しい出来事であっても、腑に落ちない思いはあったはずで、それらをずっと抑圧し成長してきたと思うのです。で、それが表面化してしまうのが成人になってからなのでは?と思います。
最近はすぐにカウンセリングを受けたがる人が多いそうですが、みなトラウマを克服したいというよりも自分を高めたいという思いの人が多かったり、ただ話を聞いてもらえれば癒されると思っている人もいるそうです。私のトラウマはカウンセリングでどうにかなるものでもないような気がします。それにもしかしたら幼少期に抑圧された思いをトラウマと呼ぶのもおかしいのかもしれませんね、幼少期の抑圧というのは成長において実は正常なことなのかもしれません。